水泳の習い事をするメリットとは?脳を鍛えることもできる?
うちの子どもは体が弱いから、水泳などのスポーツ系の習い事は無理かもしれない。
そう思われる親御さんもいらっしゃると思います。
私自身ですが、週1回のペースで、小学校の6年間水泳教室に通っていました。
思い返してみると、水泳教室には冬なのに短パンで来る男の子や、暑いからと真冬なのにセーター1枚で来る女の子など、元気そうな子供が沢山いました。
冬なのに短パンで来る男の子は私の知人なのですが、私と同じように小学校の6年間通っていました。
そう言えば心臓が弱いと聞いていましたが、今ではアクティブな仕事に就いたようで、休日も子供達と元気に走り回っているような2児の父親です。
私自身も、大きな病気をすることはなく、学生時代も今も健康体です。
このように考えると、確かに水泳を習っていたことは、体力を向上させることに役立っていたかもしれません。
では、水泳を習うことによるメリットとデメリットって何でしょうか?
全身運動なので消費カロリーも高く、心肺機能も高められる
水泳をすると分かると思うのですが、終わった後はかなりの体力が消耗された感覚があります。「サッカーやバスケのように汗も特にかいた記憶もないし、そんなに激しく動いた気もしないのに、何でこんなに体力が消耗された感覚があるのだろう??」
私もそう思っていました。
しかし水泳をすることによる消費カロリーを知って驚きました。
例えば体重52kgの女性の場合ですが、ランニングを30分間行うと消費カロリーは191kcalで、縄跳びも同じく191kcalです。
しかし、水泳(平泳ぎの場合)を30分間行うと、なんと246kcalも消費するのです。
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水泳は全身を効率よく使う運動なので、他のスポーツよりも消費カロリーが高いのです。
また泳がず水の中をウォーキングするだけでも、通常のウォーキングの2倍のカロリーを消費すると言われています。
水泳教室も小さなお子様のクラスでは、いきなり泳ぐことはさせません。
まずは水への恐怖心を取り除く為に体を慣らすところからはじめます。
そして、水中を跳ねたり歩く練習をします。
実はこれだけでもかなりのカロリーを消費するのです。
【動画タイトル:スイミングスクールにて】
水泳は、肥満気味のお子様にもおススメです。
他のスポーツの場合、太っていることにより足腰に負担がかかり怪我をしやすい場合があります。
しかし水の中は浮力があるので、足腰にも負担をかけにくく怪我もしにくいです。
消費カロリーも高いので、基礎代謝も高くなります。
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基礎代謝があがるということは、寝ている状態でも今までよりカロリーを消費してくれるようになるので、痩せやすい体になります。
そして、消費カロリーが高いということは、血液の循環もよくなるということです。
血液の循環をよくする為に、心臓と肺の動きが活発になります。
心臓が血液をまわすポンプ役となり、心臓から肺に送られた血液が肺胞から血管に取りこまれます。
この時の血液には肺により酸素が含まれた状態になります。
そしてこの酸素を含んだ血液を全身に回すという流れになります。
このような心臓や肺への適度な負荷が心肺を強くさせます。
このことから、水泳は喘息のお子様にも効果があると言われています。
水泳で脳を鍛えることも期待できる!?
水泳を習わせることにより、脳も鍛えることができます。例えば平泳ぎをする時に「手はこのタイミングで動かし、ここまで水を掻きあげよう。
足はこのタイミングで蹴って、腰はこの位の高さまで浮かせないと上手に進まないな」などと考えます。
また、このコースから外れないように泳ごうとか、前で泳いでいる人にぶつからない距離を取りながら泳ごうなど、常に空間という物を意識しながら泳ぎます。
この時に体は小脳を使っています。
小脳は空間認知力と運動制御に関係する器官です。
この小脳を鍛えることにより、数学の図形問題や物理が得意になると言われています。
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また美術にも空間認知力は必要です。
水泳をする時は、常に空間を認知しながら動くので、小脳を鍛えるにはもってこいなのです。
また水泳は全身運動なので、血液循環により新鮮な酸素を全身に取り込みやすく、脳にも新鮮な酸素が取り入れられるので、脳自体の活性化にも繋がることになります。
そして、ある調査によると東大生の6割は子どもの時に水泳を習っていたそうです。
脳を鍛えられるスポーツだということと、競争心も養えるからだと思います。
ほとんどの水泳教室では、定期的にテストがあり、その結果により上位のクラスに「進級」ができるようになっています。
同時期に入った子供達も、段々と能力に差が出てきます。
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更に最上位の級では、その中から数名が選抜され、大会に出場できるような制度を設けている水泳教室もあります。
このような目に見える進級制度や大会出場制度があるので、頑張ろうと思う競争心を養うことができます。
受験の際には、他人と自己に打ち勝つ力も必要になります。
その為、東大生には、このようなことを鍛えられる要素をもつ水泳を習っていた人が多いのかもしれませんね。
皮膚に関する病気には注意が必要かもしれません。
プールは沢山の人が使用するので、菌が繁殖しやすくなります。それを防ぐ為に、プールに塩素を入れて消毒をしています。
この影響で目が赤くなるお子さんもいます。
しかしゴーグルの着用を義務付けている水泳教室も多く、終了後に目をきちんと洗えば充血を防ぐことが可能です。
また塩素を入れていても、不特定多数の子どもが利用しているので「とびひ」や「水ぼうそう」などの皮膚病がうつってしまうことがあります。
私も水泳教室に通っていた時に「とびひ」をもらってきたことがあります。
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しかし思い返してみると、水泳教室終了後に早く帰りたくて仕方なかったので、シャワーもろくに浴びず、タオルドライのみで帰ってきてしまったことも原因だと思います。
お子様を通わせる際には、水泳教室終了後はきちんとシャワーを使用し、体と髪を洗って綺麗な状態にしてから帰るように伝えれば、大分防ぐことができると思います。
また、塩素の影響で肌も乾燥しがちになるので、抵抗力が弱っている時はそこから菌が入りやすくもなります。
特に敏感肌のお子様には、家に帰ってから全身に保湿クリーム等を塗ってあげることも良いでしょう。
まとめ
水泳で、カロリーを消費しながら心肺機能も高められる
脳を鍛えて頭を良くすることが期待できる
皮膚の病気には注意。水泳教室後はしっかりとシャワーを浴びて全身を洗いましょう
水泳を習うことにより、体力をつけることや脳を鍛えることが期待できます。また、水難事故も防ぐことができます。
もしもの生死に関わる問題に直面した時に、水泳を習わせておいて良かったと思うこともあるかもしれません。
水泳教室によっては、水難事故を想定し服を着た状態で泳がせることを実施するところもあります。
実際にそのような教室に通わせていたおかげで、水難事故に遭った際に子供が冷静に対応し、助かったという例も聞いたことがあります。
実は私も小さい頃に、知人が漕ぐボートに乗っていて、バランスを崩し足のつかない深い湖に落ちたことがあります。
その時に「私は泳ぐことができるから大丈夫」という安心感があったので、特に慌てずに浮きながら助けを待っていた記憶があります。
もし水泳教室に通っていなければ、足もつかなかったのでパニックになっていたと思います。
そして月謝についても気になるところですが、5,000円~10,000円が相場です。
マイクロバスで自宅まで送迎してくれる水泳教室もありますので、お仕事をされている親御さんは、このような水泳教室を探してみるのも良いかもしれません。
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