ぼたん鍋の簡単レシピをご紹介
最近、「ジビエ」という言葉をよく耳にしませんか?
ジビエとは、食材として捕獲された野生の鳥獣のこと。
シカやウサギの肉などをちょっとおしゃれなフランス料理店でいただく…
というイメージですが、実は日本にも昔から親しまれているジビエ料理が
あるのです。
それは、「ぼたん鍋」。イノシシの肉を使った鍋料理です。
ぼたんとは、イノシシの肉をぼたんの花のように皿に盛りつける
ことにちなんでいるそうです。
あまりなじみのないイノシシ肉ですが、ジビエの旬は秋。
機会があれば、おいしくいただきたいですね。
イノシシ肉の栄養効果やぼたん鍋のレシピなどをご紹介します。
日本人とは古〜い付き合いのイノシシ肉。その魅力は何?
イノシシ肉は、なんと縄文時代から食べられていたといいます。
豚肉や牛肉より、よっぽど付き合いが古い肉なんですね。
イノシシ肉にはダイエットにうれしいカルチニン(L-カルチニン)や、
強い高酸化作用を持つアンセリンという栄養素が多く含まれているそうです。
また、野山をかけまわっているおかげで脂肪が少なく、
鉄分や亜鉛などはたっぷり。
イノシシのいかつい見た目に反して、とってもヘルシーな食材だったのです!
気になる味は、ちょっと濃厚な豚肉といった感じです。
どんぐりなどの木の実を食べて育ったイノシシの肉がおいしいということです。
じっくり煮込めば、やわらかお肉に!ぼたん鍋のつくり方
白菜、ネギ、ごぼう、しいたけ、えのき、水菜、豆腐を食べやすく切っておきます。
イノシシ肉は5mmくらいの厚さに切ります。
鍋にだし汁を入れて、白菜とごぼうを加えて火にかけます。
沸騰してきたらイノシシ肉を入れ、酒、みりん、味噌で味を整えます。
肉がやわらかくなるように、じっくりと30分くらい煮込みます。
残りの野菜や豆腐を入れ火が通ったら、ショウガ汁を加えて完成です。
鍋物以外にもいろいろ。イノシシ肉のおいしい食べ方。
ぼたん鍋のおいしい召し上がり方
ぼたん鍋以外では、すき焼きの牛肉の代わりに使うのもオススメです。
いつもより、ちょっと濃いめの味付けにすると臭みが気になりません。
また、味噌に砂糖、みりん、酒を加えたものに漬け込んでフライパンで焼くと、
とっても香ばしくなりますよ。
脂身が多い部分は、炭火で焼き肉にすると、適度に脂が落ちて、
カリッとした食感が楽しめます。
目先を変えてイノシシチャーシューにもチャレンジ。
醤油、みりん、酒、さとうを混ぜて火にかけ、タレをつくります。
イノシシのバラ肉をたこ糸でしばって、タレに一晩漬け込みます。
200度のオーブンで10分加熱したら、100度に下げてさらに50分
焼いたら出来上がりです。
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