海老芋を使った簡単レシピ
秋から冬はおいもがおいしい季節ですが、
京野菜の「海老芋」をご存じですか?反り返った形と表面の縞模様から、その名がついたといわれています。
京都を中心に昔からつくられ、京料理の食材として
よく使われることから「京芋」とも呼ばれています。
キメ細かい肉質が特徴で、煮崩れしにくいことから煮物やおでんなどにぴったり。
いろいろなレシピで、そのおいしさを堪能したいですね。
海老芋は、京都のおばんざいに欠かせない、昔ながらの高級食材。
今から200年以上前に、皇族の青蓮院宮(しょうれいいんのみや)
が長崎から京都に持ち帰った里芋の種を栽培したのが、始まりといわれています。
栽培する際に土寄せを行うために曲がった形になるということで、
栽培に手間がかかるため、高級品として扱われています。
京の伝統野菜37品目のひとつに数えられ、
現在は山城地区と京丹後などを中心に栽培されているそうです。
実は最も生産量が多いのは静岡県で、ほかにも大阪府富田林市など
でもつくられています。
料理としては、棒だらと炊き合わせた京料理の「いもぼう」が有名です。
京料理「いもぼう」を家庭でつくってみませんか!
京風おせち・いも棒
京都では「いもぼう」というお店があるくらい、親しまれている料理です。
棒だらのにおいを丁寧にとることに気をつければ、家庭でもつくれますよ。
棒だらは食べやすい大きさに切り、水につけて戻します。
このとき、水をこまめにとりかえると、棒だら特有のにおいがとれます。
棒だらがやわらかくなったら茹でて、茹で汁を捨てます。
鍋に酒、醤油、水を入れて、皮をむいて下茹でした海老芋、
棒だらを入れて煮立てます。
煮立ったら、弱火にして味を含ませるようにコトコトと煮て、
みりんを加えたらできあがり。
海老芋に含まれるムチンという成分はたんぱく質の消化・吸収を
助ける働きがあるので、とってもよい組み合わせなんですよ。
海老芋のおいしさを楽しめる、オススメレシピをご紹介!
里芋=煮物という思い込みを捨て、いろいろな料理を使ってみましょう!
まずは海老芋のステーキから。
出典元URL:http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26002347/
鍋にだし汁、酒、醤油、みりんを煮立て、
皮をむいて切った海老芋を入れ、5分ほど煮たらそのまま冷まします。
海老芋の水気を切って小麦粉をつけたら、
バターをひいたフライパンに並べます。
中火にかけて焼き色がついたら塩、こしょう、ガーリックパウダーを
振って、裏返します。
裏返した面にも塩、こしょう、ガーリックパウダーをふり、
きつね色なるまで焼けばできあがりです。
いつものポテトサラダのじゃがいもを海老芋にかえると、
ねっとりした口あたりになって新鮮!
ポテトサラダよりまとまりやすいので、余ったら、
そのまま丸めて衣をつけてコロッケにするのもいいですよ。
煮物が余ったら、ミキサーにかけて牛乳や豆乳を加えると、
ポタージュスープに変身します!
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