インフルエンザの予防接種の2回目はなぜ必要か?
インフルエンザの予防接種を受ける時に、二回の接種を勧められることがあります。
一回の予防接種ではなぜいけないのでしょうか。
なぜ二回予防接種を受けるのか
出典
http://www.irasutoya.com/2014/01/blog-post_968.html
予防接種を受ける事で、私達の体にはインフルエンザウィルスに対する抗体ができます。
この抗体は、一度の接種では一定の量しか増加しません。
ですが、二回目を受けることによって、ブースト効果と呼ばれる効果が発生します。
これは、一回目の接種から一定の期間を置いてから二回目の接種を受けることによって、
免疫量が倍以上に増加するものです。
特に、免疫量が少ない乳幼児や高齢者の方は二回接種を受ける事で、
免疫を高めてインフルエンザの流行に備えておこうという狙いがあります。
もちろん、子供や高齢者だけでなく、成人した大人であっても
このブースト効果は発生します。
インフルエンザを発症したくないと考えている人は、二回の接種も検討してみて下さい。
どのくらい期間をあければ良いの?
出典
http://www.irasutoya.com/2014/10/blog-post_794.html
二回目を接種する場合は、一回目の接種によって免疫が作られる期間を置く必要が
あります。
また、作られた免疫が減少を始める頃に二回目の接種を受けると、
ブースト効果が発生しやすくなりますので、出来る限り期間を開けた方が良いと言えます。
一回目の予防接種を受けてから、免疫ができるまでおよそ2週間の時間が必要です。
それから減少を始める期間までは3~4週間ほど時間が掛ります。
ですから、二回目の接種を受けるのは、3~4週間ほど後に受けることが
望ましいと言われています。
二回目の接種は違う病院・違うワクチンでも良い?
出典
http://www.irasutoya.com/2013/08/blog-post_1712.html
二回目の接種を受ける目的は、先述したようにブースト効果を期待したものです。
このブースト効果は、同じ種類の免疫を増加させるものですので
ワクチンを違う種類に変えてしまっては意味がありません。
ですが、基本的にどの医療機関であっても接種するワクチンには大きな変化はありません。
メーカーが違うという相違はありますが、国立感染症研究所が選定し、
厚生労働省が通達したワクチンをメーカーが製造しています。
メーカーは違っても、効果に変わりはありません。
また、別の病院で接種を受けることも問題はありません。
インフルエンザの流行によっては、二回目のワクチンを確保していないところもあります。
こういった場合は別の病院で接種を受けるしかありません。
ですが、ワクチンには大きな違いはありませんので別の病院で受けることも
問題ありません。
ただし、別の病院で接種を受ける時は事前にアレルギーなど心配な所が無いか
相談しておくと良いかもしれません。
まとめ
一回の接種と二回の接種では免疫の量に大きな変化があります。
どうしてもインフルエンザの感染を避けたい人は、二回接種をしておくと
良いかもしれませんね。
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